外国での永住権（または、それに準ずるリタイアメントビザ等の長期滞在ビザ）を持つ日本人は、日本帰国の際、訪日外国人が日本で受けられる恩恵の一部を享受できます。

例えば日本帰国時にドン・キホーテやビックカメラなどの免税店で、いくつかの条件を満たせば消費税を払わずに買い物ができたりとか。
（この話は永住権は必ずしも必須ではありませんが条件が複雑なのでいずれ別途記事にします）

今日は、国内線の航空券についてです。

実は海外移住者は、条件を満たせば国内線の航空券を安く買えることを知ったので、詳細を記事にまとめました。

永住権保持者は外国人価格で国内旅行すべし

海外移住する人の多くは、海外旅行が大好きでしょう。

そして海外旅行が好きな人は、より安心して楽しめる国内旅行だって、きっと好きでしょう。

私も旅行が大好きなので、できれば今後も国内旅行を楽しみたいと考えています。

Japan Explorer Pass

訪日外国人旅行者は、JALの国内線を外国人価格で利用できます。

Japan Explorer Passと呼ばれるこのサービスは、日本人の海外移住者も条件を満たせば利用可能です。

外国人価格で安く航空券が買える

繁忙期とか関係なく、時期に関わらず定額で、JALなのに片道チケットでも安いんです。

マイル還元率も普通に100%です。

以下のサイトから購入できます。

Japan Explorer Pass

 

南関東に住む自分としては、羽田空港が利用できる点が嬉しいですね。

代表的な例を以下、紹介します。料金は税込みです。

羽田～大阪が片道7,560円
羽田～札幌が片道10,800円
羽田～福岡が片道10,800円
羽田～沖縄が片道10,800円

たとえ年末でも値段は変わりません。

空港施設利用料が別途かかります。（空港によって異なり、数百円前後）

また、予約は搭乗の3日前までとなっています。

 

LCCのセール時と比べると必ずしも安くない場合もあるかもしれませんが、
JALの場合は追加料金なしで計23kg（2個まで）の荷物を預けられるので助かります。

ちなみに、チェックイン時に追加料金わずか8,000円でFirst Classにできる、みたいなことが書いてありますが、空きがあることは期待できないような気がします。

個人的には、一時帰国時、海外に戻る際に、大阪/福岡/沖縄で一週間とか観光して、そこから直接、海外の目的地に飛ぶのが良さそうだと考えています。

東京から見ればこれらの都市は帰り道の途中にあるので、フライト時間（の合計）はさほど変わりません。

利用条件

必要となる物は、以下の３点です。

• 永住権（またはこれに準ずるビザ）
• 日本帰国時の国際線航空券（のeチケット）に記載された番号
• 日本出国時の国際線航空券（のeチケット）に記載された番号

つまり、この安い国内線のチケットを購入する前に、日本に帰国する（した）便と、日本から海外に出る便のチケットを先に購入しておく必要があります。

そして、当然ですが、この国際航空券で日本に滞在されている間の便のみ利用可能です。

注意点

いくら外国人向けだとは言っても、通常より安い物にはいろいろと条件がついて回ります。

誤解があると、うまく利用できず、逆に高くついてしまうことも考えられるので、大事な点をまとめておきました。

変更や払い戻しは不可

チケットの、日程等の変更や、払い戻しはできません。

この点に関しては、通常のLCCのチケットに似ています。

チェックインの際に永住権などの提示が必要

悪用防止のためだと思いますが、空港でのチェックインの際に、永住権・パスポートや、日本発着の航空券（のeチケット）の提示が求められます。

従って、これらも手荷物に入れてすぐに出せるようにしておく必要があります。

まとめ

海外移住者にしてみれば、日本への一時帰国は一大イベントです。

せっかく帰ってくるからには、ついでに国内旅行も楽しみたいところです。

それが安く楽しめるのであれば利用しない手はないので、使えそうであれば事前に調べたうえで国内旅行も計画すれば、日本での滞在がより楽しめることになります。

 

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