移住先に下見に行く前に、専門家から現地の情報を得る方法
海外移住してみたいという願望はあっても、誰しも最初は不安があります。
不安を解消するには、移住先のリアルな現状を知り、情報を得るのが一番です。
単に下見に行く場合であっても、心構えが多少は有るのと全く無いのとでは、下見で得られる学びの深さが変わってきます。
この記事では、移住先の候補を決めた後、下見に行く前に、日本に居ながらにして専門家から情報を得たり相談するための一番の近道について紹介します。
目次
移住先に下見に行く前に、専門家から現地の情報を得る方法
情報を得る一番の近道は、信頼できる専門家に聞くことです。
人気がある場所にはたいてい日本人が日本人向けに長期滞在のサポートをしています。
単に滞在先を提供するだけではなく、長期滞在用ビザの仲介をしてくれたり、信頼できる語学学校を紹介してくれたりと、いろいろ相談にのってくれます。
こういったサポート会社（エージェント）の探し方について紹介します。
私自身も過去にサポート会社のセミナー、次いで体験ツアーに参加し、その後も数回、滞在を繰り返しました。
後で詳しく書きますが、話を聞くだけなら通常お金はかかりません。
尚、お金はなくても時間はたくさんある、20代の若者であれば、ワーキングホリデーの制度を利用して一年間海外に働きながら滞在することができるので、サポート会社に相談するのではなくて、いきなり現地に行っていろいろ冒険してみるのも良いでしょう。
ロングステイ財団でサポート会社を探す
一般財団法人の『ロングステイ財団』のWebサイトにて、国内外のロングステイに関する、財団やサポート会社が主催するセミナー等について知ることができます。
以下は海外ロングステイのトップページで、このニュース＆トピックスに最新のセミナー情報や記事があります。
セミナーに参加
サポート会社主催のセミナーに参加すれば、自分に似た境遇の他の参加者とも情報交換できるかもしれませんし、次のアクションとして何をすればいいのかも具体的に教えてくれるのでオススメです。
参加費は無料か少額の場合が多いはずです。
セミナー会場が遠すぎる等の理由で参加が難しい場合は、サポート会社に直接コンタクトして、まずはメール等で相談してみると良いでしょう。
その場合はピンポイントで体験ツアーを以下の方法で検索します。
上のページにて、候補先の地域を選択し、国を選択し、一覧の中から行きたい滞在先のツアー／プログラムがあるか探します。
体験ツアーに参加
多くのサポート会社は体験ツアーを企画しているので、セミナーでその話が出るはずです。
体験ツアーでは通常、そのサポート会社経営の滞在先にステイし、生活のために必要な場所（スーパー、病院、両替所、ショッピングモール等）や楽しめる場所（ゴルフ場、カジノ等）の視察に連れて行ってくれます。
場合によっては、英語学校の見学とか、近隣や隣町への半日／一日ツアーが組まれていることもあります。参加者が少人数であれば希望に応じて取捨選択できるでしょう。
当然、ツアーともなればお金はもちろん時間もかかるので、セミナーで得た情報もよく吟味して、慎重に決めるようにします。
ロングステイ財団が詐欺集団を紹介しているはずは無いと信じたいのですが、海外で日本人が日本人を騙す事例は多発しているので、今のうちから慎重になっておくことが大事です。
体験ツアーに参加を決める前の注意点
当然、サポート会社は営利団体であり利益を得るのが一番の目的でしょうから、体験ツアーに参加すること以外にも、様々な有料なサービスを薦めてくるかもしれません。
２つほど、具体的な注意点を書きます。
ロングステイ用ビザの申請は急がなくてよい
人気がある滞在先は、通常、永住か、それに準ずるビザが取得可能です。
（年齢等の条件があります）
こういったビザ申請における面倒な手続きを代わりにしてくれる有料サポートも、サポート会社が提供していることがよくあります。
しかし、日本人はビザ無しで（パスポートだけで）短期であれば（場合によっては数か月間以上）滞在できるので、長期滞在用のビザの検討は急ぐ必要はありません。
それにも関わらず、下見の段階でこの仲介サポートをしつこく勧めてくるようなことがあれば、そのサポート会社は何か怪しいと思った方がいいでしょう。
住居はまずは賃貸で
また、こういったサポート会社は、コンドミニアム（日本で言うマンション）の販売サポートも行っていることがよくあります。
しかし、この段階で不動産を購入するのは絶対に止めた方がいいでしょう。
検討し始めるとしたら、少なくとも一年は賃貸で住んでみてからにすべきです。
そもそも、その国が気に入ったとしても、その街が今後もずっと住みやすい場所であってくれるかどうか分かりません。
参考記事：
まとめ
誰でも最初は初心者なので、特に海外移住のように慎重に行動すべきことにおいては、専門家に相談するのが一番の近道となります。
何も知らずに行動すると無駄が多くなるので、急がば回れ、というわけです。
ただ、体験ツアーは、セミナーで話を聞いてその場で参加を決めるのではなく、一度家に帰ってセミナーで聞いた情報が本当かどうか自分でも検索して調べてみる、ぐらいの慎重さはあっても良いと思います。
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