クレジットカードは移住2か月前には整理した方がよい理由
海外移住においてクレジットカード(以下、クレカ)は必須アイテムです。
しかし、今既に5枚以上持っているというような場合は、移住前に不要なクレカを何枚か解約して整理することを勧めます。
2か月前には整理を始めた方がよい理由について解説します。
目次
クレジットカードは移住2か月前には整理した方が良い理由
海外に住む場合、クレカはスマホの次くらいに重要なアイテムと言えます。
海外キャッシングと、クレカ付帯の海外旅行保険という2点において、クレカは非常に重要です。
クレカが無いと海外移住の難易度が激増します。
(もし仮に、今からクレカを新たに申請したい場合は、脱サラする前にしておかないと入手困難になります)
しかし、クレカがたくさんあればあるほど良いというわけではありません。
たくさん持っている人は、移住する数か月前には解約の準備を進めた方がいいでしょう。
よく使うクレカを最低2枚キープすべし
クレカは2~3枚もあれば充分ですが、海外旅行保険の観点から、自動付帯のクレカと、利用付帯のクレカがあると便利です。
例えば最初の90日間は自動付帯のクレカの海外旅行保険を、次の90日間は利用付帯のクレカの海外旅行保険を使用すれば、計180日間をカバーできます。
(最初の90日間が終わる頃に後者のクレカで航空券などを購入する)
重要なのは海外キャッシングなのでJCBも可
クレカのブランドは、利用可能な加盟店(店舗)の多さから、できればVisaあるいはMastercardがいいのですが、海外キャッシングの観点で言えば別にJCBでも構いません。
なぜならATMに関しては、日本国外であっても、JCBにも対応しているATMが多いからです。
今はキャッシュレス決済と言えばQRコード決済が主流になりつつあるので、ショッピングにおいてクレカを使用する必要はそれほどありません。
移住する2か月前には整理を始める
本題のクレカの整理についてですが、クレカの解約にはいくつかの手続きがあって面倒なので、できれば早めに、時間に余裕がある時にした方がいいでしょう。
例えば、たまったポイントは、解約と同時に無効になることもあるので、使用するか、他のポイントに移行するという手続きが先に必要になります。
その意味でも、移住直前ではなくて早めに準備を開始します。
年会費を考慮して解約するクレカを決める
どのカードを解約するか決める際、各クレカの年会費をチェックします。
年会費が無料のクレカは解約しなくても実害はほぼ無いので、なるべく年会費がかかるクレカを解約するようにします。
そのクレカを登録した定期利用サービスをチェック
毎月や毎年の支払において、解約対象のクレカを登録したサービスがあれば、それらに対して、利用するクレカを別のクレカに変更する必要があります。
例えば、Netflixの支払は毎月クレカで支払っているはずですが、そのクレカを解約するつもりであれば、別のクレカから支払うように設定変更が必要になります。
クレカの整理は銀行口座の整理と並行して進めるべし
解約せずキープするクレカであっても、引き落とし口座に設定されている銀行口座を解約するのであれば、引き落とし口座を変更する手続きが必要です。
住民票を抜く(つまり非居住者になる)場合、銀行によっては口座を保持できない場合があります。
その場合は、必要に応じて別の銀行にて新しい口座を開設してから、クレカの引き落とし口座を変更する必要があります。
このように、銀行口座の整理も必要になってくるので、前もって準備しておかないと慌てることになりかねません。
参考記事:
住民票を抜くと利用できなくなるサービス
引き落とし口座の変更に1か月以上かかることもある
クレカの引き落とし口座を変更する場合、一瞬で終わることもあれば、1か月以上かかることもあります。
一瞬で終わるケースというのは、そのクレカのWebサイトと、変更先の引き落とし口座のインターネットバンキングのサイトの連携がうまく機能している場合です。
会社/銀行によって対応/非対応状況は様々で、例えばあるクレカの会社ではUFJのみWeb上で完結することもあれば、逆に、ほとんどのメインバンクで可能なのにUFJだけ不可だったりすることもあります。
Web上で完結しない場合は、引き落とし口座の変更申請の依頼だけをWebで行い、この申請書が郵送するのを待ちます。
記入して捺印して送り返して、それから先方での手続きが始まるので、1か月以上かかることがあります。
従って、少なくとも2か月前には整理を始めた方がよいと言えます。
まとめ
何枚もクレカを保持していると、住む場所が変わることで、急に使う利点がなくなって使わなくなるクレカという物が出てきます。
引越し前は用途があったのでポイントもたまる一方だったのに、その状況が一変してしまうと、ただ無駄に年会費を払い続けることになるので放置すると一生損します。
場合によっては手続きに多大な時間がかかることもあるので、少なくとも2か月前には整理を始めた方がよいでしょう。
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