移住先の選び方

2018/9/14の投稿に加筆・修正しました。

移住先を決める際、特に海外の場合は手間がよりかかるので、慎重になる必要があります。

引越しともなれば、お金も時間もかかります。

住んでみて気が変わったらまた移動すればいいわけですが、年齢を重ねれば移動も楽ではないので、予め情報を集めて準備することを強く勧めます。

情報収集と視察

情報収集

誰しも、行ってみたい場所というのがあるはずなので、それを念頭に置きつつ、候補をしぼります。

参考になるのは、日本人向けの海外移住先ランキングです。

移住先として日本人に人気の国の上位10か国程度は候補に入れて考えてみるといいでしょう。

それから、興味がある国をいくつか見つけたら、情報収集に時間をかけます。

永住権を含めたビザ、ビザなしで滞在できる最大日数、時差、日本からの移動にかかる時間、物価、治安、天災、現地民が話す言語、新日度、国民性、などなど書籍やインターネットなどで調査します。

最新の情報を得るためには、
ロングステイ財団
などのセミナーやイベントに行って、既に住んでいる人から話を聞くのもいいでしょう。

天災について

忘れがちな、天災について補足します。

例えば台風が来た時に、どうなっているのか。

台風が来る度に洪水になって、停電になったりインターネットの接続が途切れたりするようなところは、仕事にならなくなるので避けるべきでしょう。

また、大きな地震とか噴火といった、滅多に発生しない天災も、発生した時には一大事になることがあります。

これらに関しては、視察だけでは分からないので、ネットなどで自分で調べる必要があります。
できれば過去数百年ぐらいの大規模な天災について調べておきたいところです。

次に、視察する

視察も、何回かに分けて行うべきでしょう。

サラリーマンの場合は長期の休暇を取るのは難しいので、まずは一週間滞在するというのを何回繰り返します。

最低でも雨季と乾季の両方を一度体験する必要があります。

その後、まとまった休みが取れるようになったら、1~3ヶ月滞在してみて、そして移住するかどうか決めることになります。

なかなか長い休みが取れないようであれば、一週間くらいの滞在を様々な月に行くようにして、6回くらいは視察するようにしてもいいと思います。

人気がある場所であれば、現地に住む日本人が視察ツアーを企画していることもよくあるので、ロングステイ財団などを通じて探してみるのも一つの手です。

家計簿のススメ

少なくとも一か月以上滞在するのであれば、家計簿をつけてみることを勧めます。

長く滞在して初めて、日々の生活費がどのぐらいになるのかが見えてきますが、正確に把握するためには家計簿をつける必要があります。

視察の結果を吟味する

しばらく滞在してみると、自分がそこに住んでいる姿がだんだん現実的に想像できるようになり、新たな発見があります。

次回滞在時に改めて視察すべきことが分かるので、それを次回の視察で吟味します。

休日はどのように過ごすか
将来、車を自分で運転するのか、
住居は買うのか賃貸か、セキュリティにどこまでお金をかけるか、
現地の言葉を習うためにスクールに通うか
健康のためにどんな運動をするのか
料理するなら食材はどこで買うか
歯医者の定期健診はどこに行くのか
大きな病気や怪我の場合はどの病院に行くか
などなど、いろいろ考えておくべきことがあることに気がつきます。

このようにして、小さなPDCAサイクルを繰り返し回していき、本当に移住/長期滞在できるかどうか、決断します。

判断を下すに当たり特に重要なのは、余暇をどのように過ごすのか、それから、日々の収支はプラスになるのか、の2点です。

まとめ

移住先を選ぶには時間がかかります。

まずは情報収集、次いで視察、そして短期滞在をして、慎重に判断します。

私も、最初の移住先を決めるまでに10年以上かけて8か国ほど検討しました。

 

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