【2020年版】海外在住の日本人が財布に入れるべき物

海外在住の日本人が財布に入れるべき物について解説します。

日本に居る場合と比較し、海外で暮らす場合には主に以下の二点のリスクについて考慮する必要があります。

  • スリへの対策
  • 事故への対策

【2020年版】海外在住の日本人が財布に入れるべき物

昔は、財布をなくしたり盗まれたりする日本人が海外にはたくさんいました。

最近はだいぶ減ったはずです。

日本以外の国の治安が以前より改善し、逆に日本の治安が少し悪くなった結果、今となっては「海外だから危険」というわけでは必ずしもないのが実情です。

これが【2020年版】とした背景です。

今はよっぽど運が悪くない限り財布がなくなることはないので、現金以外の物もある程度は財布に入れてもいい、むしろ入れた方がいい、という考えが前提にあります。

スリへの対策

そうは言っても、暗くなってから外出し、お酒を飲んだりすると財布をなくしたり盗まれたりするリスクが多少あります。

そこで、このリスクも考慮して、現実的な対策をします。

大事な財布と小銭入れを分ける

メインの財布と、小銭入れを別に用意します。

小銭を入れると分厚くなるので、メインの財布には小銭は入れないようにします。

小銭は小銭入れに入れます。

小銭入れはなくなっても被害が小さいので、例えばメインの財布とスマホを前のポケットに入れるなら、小銭入れは後ろのポケットに入れてもいいでしょう。

クレカは一枚のみ

普通、クレジットカード(以下、クレカ)は二枚以上持っているはずです。

二枚あれば一枚なくなっても最悪の事態にはなりにくいので、一枚だけメインの財布に入れるようにします。

クレカを紛失した場合はすぐに停止・再発行するように連絡しないといけないので、緊急時にかける電話番号は予め控えておきます。

そして、財布に入れる一枚のクレカは、その時点において海外旅行保険で使用するクレカを入れるようにします。(理由は後述)

事故への対策

高齢になれば、外出時に脳や心臓の病気で意識不明になる可能性があります。

また、年齢に関わらず、交通事故などで意識不明になる可能性もゼロではありません

そんな時に自分の命を守るために、あらかじめ必要な物を財布に入れるようにします。

キャッシュレス診療で必要な書類

犬に噛まれたり、交通事故に遭ったりした場合でも、意識不明になることはめったにないはずです。

その場合は、自分で救急車(あるいはタクシー)を呼んで病院に行くことになりますが、その際に海外旅行保険のキャッシュレス診療を受けられるようになっていると楽です。

大した怪我ではない場合は、一度パスポートを取りに自宅に帰宅すればOKですが、すぐに病院に行く場合に備え、以下を財布に入れておきます。

  • 海外旅行保険を使用するクレカ
  • パスポートのコピー
  • 航空券の半券またはeチケットのコピー
  • キャッシュレス診療対応の病院の名称などを書いたメモ

また、何らかの理由でキャッシュレス診療が適用されなかった場合は、まずは自分で払って後で保険会社に連絡して入金してもらうことになります。

そこで、日本円にして最低1万円くらいの現金は常に持ち歩くようにしておきます。

医療費が1万円程度、という意味ではなくて、新興国ではいくらか先に支払わないと診療してもらえないことがあるため、「お金は持っています」ということを示すためにもある程度の現金を先に見せる必要があります。

もちろん、財布をスられるリスクを考慮して、多くても3万円くらいまでに留めておいた方がいいでしょう。

意識を失う可能性を考慮

自分が意識を失うほとの事態になった場合に備え、財布に入れるメモには以下も記入しておきます。

  • キャッシュレス診療対応の病院の電話番号
  • 緊急連絡先(家族・恋人・同僚・メイドなどの電話番号)

それから、滞在先の経済状況や治安状況によって効果の程は変わってくると思いますが、メモに「助けてくれたら後日必ずお礼します」みたいな文言を英語で書いておいても良いかもしれません。

例えばフィリピンだったら「30,000ペソをお礼に支払います」みたいな感じで具体的な金額まで書いておくと、より効果的かもしれません。

まとめ

ただの旅行であれば意識を失うほどの事態に遭遇する可能性は極めて低いので、財布には現金以外は入れないのが一番よいかもしれません。

しかし、移住ともなれば様々なリスクを考慮する必要があるため、緊急時に備えた文書などを財布に入れておくのが得策です。

 

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