脱スマホ依存症のススメ【海外で生きていくためには重要】

前回、以下の記事にて海外で安全に暮らすヒントについて書きました。

海外で安全に暮らすためのルール【守れば日本より安全】

 

しかし、どんなに気をつけていても運が悪いと強盗に狙われることがあります。

その時は抵抗せずに、相手の目的である物、つまり財布とスマホをすぐに差し出すべきです。

 

ただ最近、財布だけ出してスマホを渡すのを嫌がる人が増えているようで、その結果、撃たれたり刺されたりしているようです。

命に危険が及んでいる時にスマホを差し出せないというのは、スマホ依存症であることが関係しています。

スマホ依存症にならないために普段から心がけておくべき点を解説します。

脱スマホ依存症のススメ

実際のところ、スマホ=命、と考えている人(主に若者)は少なくありません。

理由は、スマホがなくなることによる被害がとても大きいからでしょう。

例えば、長年に渡って撮影してきた写真や動画など、お金で買うことができない物を失うのであれば、抵抗なく強盗に差し出すのは難しいかもしれません。

その結果、本当に大事なもの(自分の命)を落としてしまっては元も子もないので、スマホに依存しないことは非常に重要です。

脱スマホ依存症の手段

スマホでできることは限りなくあるので、すべての機能に関する対策をここで書くことはできません。

そこで代表的なものを例に、基本的な考え方を解説します。

写真や動画はクラウドにバックアップ

スマホで撮影した写真や動画は紛失したくありません。

データを端末にしか保存していないことが問題なので、クラウドに保存するサービスを利用します。

iPhoneだったらiCloud、AndroidだったらGoogleフォトを使い、少なくとも写真は常に自動アップロードする設定にしておきます。

そうすれば、スマホがなくなってもデータはなくなりません。

尚、通信料を節約するために、動画はWi-Fi接続時にのみ自動アップロードにする設定にしておくのが現実的です。

また、たくさん動画を撮影するなら、以下の参考記事の通り、動画だけは別途管理するようにします。

参考記事:
スマホで撮影した動画を高画質のまま安全に管理する方法

パソコンでできることはパソコンでする

何をするにもスマホを使って行っていれば、当然、スマホに依存するようになります。

一日中、スマホばかり触っていたら、それが命と同じくらい大事なものであると錯覚してしまい、それが原因で本当に命を落とすことになりかねません。

 

だからこそ、スマホなんてなくても大丈夫だと思うためには、スマホでなくてもできることにはスマホを使わないようにします。

つまり、普段は持ち歩かない物、つまりパソコンやテレビを使うようにします。

例えばYouTubeやNetflixの閲覧なんてパソコンとかテレビの方が画面が大きくて快適ですよね。
(テレビというのはつまり、スマートテレビ、あるいはApple TVなどを接続した普通の液晶テレビ)

翻訳者みたいに仕事中パソコンを使う人は、ほとんどの作業をパソコンで行うことは問題なくできるはずです。

最新のスマホは高いので使わない

もし15万円を越えるような最新のiPhoneを使っていたら、強盗に狙われるのは当たり前の話であり、それがなけなしのお金で買った物だとしたら、強盗に差し出す際に抵抗したくなるものです。

そこで、最新のモデルではなくて数年前のモデルを買うようにします。

自分のスマホに対して常日頃から不満を持っている、ぐらいの状態がちょうど良いと言えます。

その気持ちがあれば抵抗なく差し出せるので命を危険にさらす確率が減ります。

 

潔癖症の人は、メルカリとかヤフオクで未開封/未使用のスマホを買えばいいでしょう。

Androidならば、普通の用途には全く問題なく使用できる性能を持った数年前のモデルが2~3万円で買えるはずです。

 

当然、誰かが使っていた中古の品はもっと安く買えます。

個人的には、使用前にきちんと消毒して、別途新品のケースを買って使うようにすれば、別にスマホは中古であっても良いと思います。

中古だと愛着も湧きにくいのでちょうど良いかもしれません。

外出時のみ、なくなってもいいスマホを使う

どうしても脱スマホできない人は、二台持ちをオススメします。

一台は高性能で画面も大きいモデル(iPhoneで言うPlus系)にして、もう一台は、小さくて持ち運びやすい、ただし数年前の古いモデルにします。

そして、家で使う時は大きいモデルを使い、こちらは外には持ち出さず、外出の時は小さいスマホだけを持っていきます。

 

画面が大きいスマホの代わりに、iPadなどのタブレットにするのもいいでしょう。

そして最新の端末でないと動かないゲームをプレイする時はこちらで行います。

 

外出用の小さいスマホには、必要最低限のアプリだけを入れます。

具体的にはLINEなどのメッセンジャー系とかSpotifyなどの音楽配信アプリ、QRコード決済アプリ、Grabなどの配車アプリといった感じの、別の端末から操作してパスワードを変更したりサービスを停止したりできるアプリだけを入れておけば、なくなっても被害は最小限に抑えられます。

 

外出中にゲームができなくなるという問題はありますが、ゲームくらいは自宅という落ち着いた環境でプレイすればいいのではないでしょうか。

まとめ

強盗に「スマホを出せ」と言われて、すぐに出せるようにしておくためには、普段から「こんなスマホ、いつでも誰かにくれてやるぜ」ぐらいに思っておくことが大切です。

そのためには、スマホに対して常日頃から不満を感じておくべきであり、それこそがスマホ依存症に陥らないための秘策であるという話でした。

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