不健康な人には永住ビザが発行されないという嘘
海外移住する際に考えなくてはいけないことの一つが、ビザ(visa、査証)です。
中には観光ビザの延長で3年間も滞在できる国もありますが、長期滞在するならば、そのためのビザを申請すると日々の暮らしが快適になります。
観光ビザだと、例えば銀行口座や証券口座を開設したり、自動車の(現地での)免許を申請したりすることができないので不便です。
主に年金受給者や富裕層向けとされていることが多い長期滞在用のビザは、永住ビザ、退職ビザなどなど、国によって複数種あったり名称が異なったりしますが、ここでは以下、永住ビザに統一します。
永住ビザが発行されるための条件
年齢制限といった細かい条件は国によって異なりますが、傾向として、どこの国でも共通した条件というのが2つあります。
- 犯罪者はお断り
- 感染症に感染している人はお断り
前者については以下の投稿に書いたので、ここでは省略します。
永住ビザ申請で必要とされる健康診断
上に書いた2つ目の条件を満たすために、健康診断を受ける必要があります。
日本で健康診断を受けてその結果を持って行っても使えません。
移住先で公式に定められた病院で定められた検査を受けます。
どんな検査かというと、血液検査、尿検査、胸部エックス線(レントゲン)検査、あと場合によっては検便もあります。
具体的に何を調べているかというと、HIV(エイズ)、結核、コレラなどの感染症についてです。
いくらお金持ちであったとしても、自国に病気を撒き散らされては困るので、感染症にかかっている人には長期滞在ビザは発行しないとしている国がほとんどであるということです。
糖尿病や高血圧の場合
逆に言うと、感染症以外はあまり気にしていないということになります。
永住ビザを申請する人は高齢の人が多く、糖尿病あるいはその一歩手前である人はかなりの割合でいるわけですが、直ちに命を奪う病気というわけではないので、永住ビザの発行に影響が出ることはないようです。
同様に高血圧であることが理由で断られることもないはずです。
暖かい国で過ごすと血圧が下がるので、だからこそ暖かい国に移住したいという人もたくさんいますが、それもあってか、私が2回体験した限りでは血圧はそもそもチェックされなかったように記憶しています。
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