【新型コロナ】最近フィリピンで発動した禁止令が異常な件

フィリピンに本格的に移住してから約四か月が経ちました。

そして私が住むルソン島の閉鎖が始まってから一週間以上経過しています。

一週間前と状況は大して変わってませんが、いくつか異常としか思えない禁止令が発動されたので一部を紹介します。

【新型コロナ】最近フィリピンで発動した禁止令が異常な件

日本よりもフィリピンの方が新型コロナウィルスの感染者の数が少ないにも関わらず、フィリピンの方が圧倒的に真剣に取り組んでいます。

一番の理由は、フィリピンは病院(および病院内のベッド)の数が日本に比べて少なくて、感染者が増え続けるとイタリアと同じ状況になりかねないからでしょう。

それにしても、ちょっとこれはやり過ぎなんじゃないかというルールが最近発動されました。

理由がよく分からない物も含めて3つ紹介します。

60歳以上の外出禁止

ルソン島では60歳以上の人の外出が禁止されました。(セブでは65歳以上)

理由は、高齢の方は感染するとかなりの確率で死亡するためであり、死なれると統計の数値上、目立ってしまうので外に出るな、ということなのではないかと考えています。

一部の大型スーパーでは入口でIDチェックして、60歳以上の人は追い返すようなことまでしているようです。

スーパーの中は不特定多数が集まっているので、スーパーに入ることによって感染のリスクが高まります。

フィリピンでは高齢者が一人で暮らすようなことはまずあり得ないので、スーパーへの買物は同居の別の誰かに行ってもらってください、というわけです。

しかしですね、日本人を含む外国人の場合、60歳以上で一人で暮らしている人、あるいは両方60歳以上の夫婦だけで暮らしている人は、珍しくないんですよね。

これがつらい外国人は一時帰国するしかないかもしれません。

お酒の販売禁止

これはルソン島全部ではなく、ルソン島の一部(およびセブの一部)だけで実施されているのですが、一部のエリアおよび一部のお店でお酒の販売が停止されました。

これはつい最近、ルソン島では3/23(月)の午後くらいから始まったようで、普通に買えるお店と、既に買えなくなっているお店とが混在しています。

私はお酒は飲まないので、これに関しても特に困ってませんが、すべての店がお酒を販売停止するようになったらアル中の人は大変困るでしょうね。

自分がアル中なのかアル中でないのかよく分かっていない、つまり自覚症状が無い人が、これを機に自分がアル中であった、あるいはそうでなかったことが分かる、という利点はあるかもしれませんが。

禁止になった理由は、聞いた話では、お酒があると飲み会が始まり、人が集まることで感染者が増えてしまうからだそうです。

フィリピンの大統領はタバコを嫌っているので、いずれタバコも禁止するかもしれません。
(タバコを吸う人は新型コロナウィルスに感染すると重症化する確率が高いようです)

トライシクル禁止

トライシクルというのは、バイクの右側に荷台を設置した、簡易タクシーのような存在です。

普通のタクシーより安いので重宝していたのですが、これが禁止になってしまいました。

禁止になった理由は、運転手と乗客の距離が近いから、というのもあるかもしれませんが、どちらかというと外出自体を制限することが目的のような気がします。

トライシクルが気軽に使えると、友達の家まで遊びに行ったり簡単にできて、やはり人が集まって感染者が増えてしまう、ということなのでしょう。

まとめ

フィリピンのルソン島で最近発動された禁止令を3つ紹介しました。

これだけ徹底的にやっているのだから、早く感染が落ち着いて欲しいと思う、今日この頃です。

現在、感染者の数はどんどん上がっていますが、感染が拡大しているのではなくて、これまで検査できなかった人が検査できるようになったから数値が上がっている(実際の正しい数値に近づいてきている)という状況でしょう。

 

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