観光目的で3年間滞在できる国
フィリピンには観光目的で最大3年間滞在できます。
日本人含め、多くの先進国のパスポート保持者はビザ無しで30日間滞在でき、延長費用を払うことで観光ビザを取得することになり、更に延長を繰り返すことで最大3年間まで滞在できるようです。
一度出国すればリセットされるので、3年に1度以上の頻度で一時的にでも出国すれば、観光ビザで半永久的に滞在できます。
後日出国する航空券が通常必要
ただし、観光目的で入国する際、フィリピンから別の国に行くチケット(もちろん帰国する際の帰りのチケットでも可)を持っていないと入国できないことになっています。
フィリピン入国時に「見せろ」と言われたことは一度もありませんが、出発前に日本の空港でチェックインする際に、航空会社の職員から帰りのチケットを見せるように言われたことは何度もあります。
(仮に入国できなかった場合、航空会社が一時的にでも負担して帰りのチケットを別途用意しないといけないようなので、航空会社の方が慎重になっているようです)
もし本当に初めから3年も滞在する場合であっても、3年後の航空券なんて購入できないので、その場合はいわゆる捨てチケットに頼る必要が出てきます。
(捨てチケットとはつまり、乗るつもりはない、とにかく安い国際線のチケット)
一方、別の目的で入国する場合、言い換えると、リタイアメントビザ含め、何か別のビザがある場合は、このルールは適用されないので、出国するチケットが無くても全く問題ありません。
観光目的で入国する際に質問されるようになった理由
最近、フィリピンで就労許可を得ずに不法就労する中国人が大量に居るため、入国審査が以前より多少は厳しくなったような印象です。
具体的には、入国カードにちゃんと記入してあっても、何のための入国か、口頭で聞かれることがあります。
更に、その期間も聞かれることがあります。
ただし、旅行者が老人の場合は、聞かれることはほとんどないそうです。
まさか老人が不法就労することはないだろうと思われているからだと思います。
そんなわけで、観光目的で入国する際は、自分が持っている出国時のチケットに合わせて滞在期間を伝えればいいと思いますが、挙動不審だと思われると、更に追加でいろいろ質問されることもあるようです。
清潔感がある風貌を心がけて、質問には丁寧に答えつつ、堂々としていればスムーズに入国できると思います。
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