薬やサプリを海外に持ちこんでも大丈夫か【逮捕のリスクあり】

日常的に服用している薬や、定期購読しているサプリメント(以下、サプリ)がある場合、海外移住の際はどうすればよいでしょうか。

サプリの場合は販売会社が海外の移住先まで郵送してくれることもあり得ますが、通常は難しいでしょう。

元々、海外から個人輸入しているサプリであったとしても、日本には郵送してくれるのに、移住先の国は郵送の対象外であることもよくあります。

 

日本に住む家族などに頼んで海外の移住先まで日本から郵送してもらうのは一つの対策ですが、これはできれば止めた方がよい理由について解説します。

薬やサプリを海外に持ちこんでも大丈夫か

薬やサプリを海外に持ちこんでも大丈夫な場合も、もちろんあります。

しかし、大丈夫なのか駄目なのかが素人には分かりにくいので、できれば止めた方が無難であると言えます。

滞在先の国では違法になることもある

駄目なケースとして、実際にあった例を紹介します。

 

以前、カナダ人の男性がフィリピンで逮捕されました。

カナダでは合法であるエフェドリンという喘息の薬を、フィリピンに送ってもらって入手を試みましたが、フィリピンでは危険な薬として禁止されていたようです。

カナダの企業からフィリピンに郵送してもらったのですが、フィリピンの郵便局に受け取りに行った際に逮捕されました。

気管支炎や喘息の治療に使われるエフェドリン(ephedrine)には、覚せい剤の製造に使用できる可能性があるようでフィリピンでは禁止されているようです。

参考動画(フィリピン語/タガログ語):

 

日本などの先進国で合法とされている薬やサプリ、またはその成分が、他の国では違法になっていることがあります。

過去の歴史も背景にあって、特に東南アジアでは麻薬関係に関する取り締まりはより厳しい傾向にあるようです。

海外現地で入手

そこで、結論としては、薬にしてもサプリにしても移住先で現地調達するのが無難です。

郵送費がかからないため、節約にもなるので理想的です。

薬の場合

若い人でも定期的に使う薬としては、最近では例えばドライアイ治療用の目薬があります。
(ちなみに花粉症に関しては、移住先では花粉が飛んでいなくて不要になることもあります)

 

日本で入手可能な薬は、特殊な例外を除き、ほぼ確実に他の国でも入手できるはずです。

海外現地にある大きな病院にいって相談すれば大丈夫でしょう。

言語の問題で自分で説明するのが困難であれば、事前に日本のかかりつけの医師に頼んで英文の処方箋を用意してもらうとよいかもしれません。

サプリの場合

サプリに関しても現地調達に切り替えるのが無難です。

大きなショッピングモールなどに行けば、主に欧米企業のサプリの店舗があります。

そこで、これまで飲んできたサプリに類似するサプリを探して飲むようにします。

すぐに飲み始めるのではなく、会社名や製品名をメモしたら一度持ち帰ってネットで評判などをチェックした方がいいでしょう。

 

余談ですが、私もつい先日、15年間以上飲み続けたサプリの定期購読契約を解約したところです。

4~5種類のサプリに対し毎月15,000円ぐらい払い続けていたので、これを解約しただけで出費がかなり減ります。

今後、海外現地で飲み始めるサプリに関しては、できれば毎月1万円以下に抑えようと考えています。

部分的には、サプリではなくてナッツ類に切り替えるのもありかもしれません。

まとめ

国によって法律が異なるため、海外移住の際に薬やサプリの類を個人輸入するのは危険です。

まずは現地調達を目指すべきですが、万が一それが困難である場合には専門家に相談する必要があるかもしれません。

 

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