海外の顧客から支払いを受ける口座の注意点

フリーランスである以上、日本の顧客と海外の顧客の両方から収入を得られるようにするのが理想的です。

海外の翻訳会社からお金を振り込んでもらう際、手数料が異常に高いPaypalではなくて、国際送金をお願いした方が良いと下の投稿で以前書きました。

海外の翻訳会社からお金を振り込んでもらうには

ただ、国際送金にかかる手数料も無視できないので、その注意点について書きたいと思います。

国際送金の手数料は少なくとも2つある

国際送金する際、通常、支払い側と受け取り側の両方で手数料がかかります。
(トランスファーワイズみたいな特殊な方法を使う場合を除き)

支払い側とはすなわち顧客側(翻訳会社など)であり、先方がどんな金融機関を使っているか等によって手数料が変わってきます。

良心的な顧客であれば、この「支払い時にかかる手数料」に関しては先方で負担してくれるはずです。

一方で、受け取り側の手数料というのは、我々の銀行側が徴収する物であり、そこまでは顧客が面倒を見てくれるはずはないので、この手数料は収入の額から引かれてしまい、残りが自分の銀行口座に入金されます。

受け取り時に引かれる手数料を最小限に

受け取り時に引かれる手数料は、我々がどの銀行口座を受け取り口座として指定するかによって変動します。

金融機関によって、この手数料が異なるからです。

例えば東京UFJ銀行だと、公式サイトのこのページに書かれてあります

下の方に「被仕向送金手数料」とありまして、そこにいろいろと書かれてあります。

ちょっと読んだだけでは分かりにくいのですが、
UFJの場合、以下を両方満たすとこの手数料が無料になります。

  • 個人の外貨預金口座へ入金
  • 外貨建ての送金で、外貨預金(同一通貨)に入金する場合

例えば、支払いが米ドルで行われる場合は、予め米ドル預金口座を用意しておけば手数料が無料になるというわけです。

従ってUFJはとても良心的です。
(例えばみずほ銀行だと、こうはいきません)

しかし、UFJであっても普通の円口座への入金だと手数料がかかってしまうので損します。

他の例としては、香港のHSBCのAdvance口座も悪くないと思います。

元々マルチカレンシー口座なので初めから米ドル含み多数の通貨の口座が用意してあり、受け取り時の手数料は一律35HKD(約500円)と良心的です。

それから、被仕向送金手数料が無料とされている新生銀行やソニー銀行ですが、こういった(国際基準からして)マイナーな銀行は、間に中継銀行が入ってくる可能性が高く、中継銀行の手数料という物が別途かかってくる可能性が高いので注意が必要です。

私の体験談として一つ例を挙げると、米国の翻訳会社からの国際送金で上記HSBCの口座を指定したところ、中継銀行の手数料はかからず、約500円のみが引かれた状態で入金されていました。

 

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