今話題のシャオミのスマホは海外移住者にこそ最適

中国のXiaomi(シャオミ)が、日本に上陸します。

コスパ最高のXiaomiスマホを以前より個人輸入していた人にしてみれば今更という感じはするかもしれません。

Xiaomiの製品は、スマートウォッチ(バンド)とか体重計は以前より日本でも販売されていましたが、今回、スマホも日本で販売が開始されることになったので大きなニュースになりました。

私が今メインで使用しているスマホもXiaomiのMi9(グローバル版)です。

当然デュアルSIMに対応しており、フィリピンにてGlobeとSMARTのSIMを両方入れて使用しています。

それで本題ですが、Xiaomiのスマホには、セカンドスペースと呼ばれる機能があって、これが海外移住者/長期滞在者には大変ありがたい機能だったりします。
(浮気発覚防止に最適という話もありますが…)

今話題のシャオミのスマホは海外移住者にこそ最適

 

セカンドスペースを有効にすると、完全に別のスマホとして使用できる空間が作成されます。

簡単に言うと、1台のスマホしかないのに、2台のスマホを持ち歩いているのと同じことができるようになります。

ロック解除の際は、左手の親指で指紋認証したら1つ目のスペース、右手の親指で指紋認証したら2つ目のスペースが起動するといった具合に設定可能です。

分かりにくいので具体的な利点を挙げて説明します。

セカンドスペースの利点

海外移住者/長期滞在者はセカンドスペース機能をぜひ使いこなしましょう。

移住先でしか使用できないアプリをインストール可能

通常、一台のAndroidスマホでは一つのGoogleアカウントを使用します。

Googleアカウントには国情報があり、そのアカウントがどの国のアカウントなのかによって、Androidスマホの挙動が変わってきます。

国情報は、国籍によって決まるのではなく、基本的には、登録したクレジットカードの発行国によって決まります。

 

スマホのアプリは、製作者がどの国のアカウントで使用可能にするか設定しています。

日本のゲームメーカーが日本語にしか対応していないゲームアプリを公開する場合、日本以外のアカウントでは利用できないようにしていることがよくあります。

例えば、日本のGoogleアカウントでプレイできるゲームが、ロシアのGoogleアカウントではプレイできないといったことが起こり得ます。
(その国に提供されていないアプリは、Google Playで検索しても検索結果に出てこない)

個人的な身近な例を挙げると、フィリピンで一番普及していると思われるGCashアプリは、フィリピンのGoogleアカウントを使っていないと利用できないようです。

 

Googleアカウントにリンクされた国情報は変更できますが、一度変更すると、以後365日間は再び変えることができない(つまり戻すこともできない)という問題があります。

従って、日本のゲームは引き続きプレイしつつ、フィリピンのアカウントでないと利用できないアプリを使うには、Googleアカウントを新規に作成して、その国情報をフィリピンに設定すればOKです。

フィリピンのクレジット/デビットカードがあればこれが可能です。

 

ここで価値が出てくるのが、Xiaomiのセカンドスペース機能です。

2つ目のスペースに、新しく作成したフィリピン用Googleアカウントを割り当てれば、一台のスマホで全てが解決します。

一瞬で切り替えられるので、QRコード決済のGCashを使う際にも困りません。

 

YouTubeプレミアムには国によって料金が3倍以上異なる

YouTube Premiumはフィリピンでは月額159ペソ、今のレートで約344円です。
(最初の一か月は無料)

これでYouTubeの広告がなくなり、ダウンロード&オフライン再生が可能になり、オリジナル動画も見れるようになって、極めつけはYouTube Music(及びGoogle Play Music)も有料会員として使用できるようになるので、お得すぎます。

純粋なYouTubeのコンテンツであれば、日本のGoogleアカウントでないと閲覧できない動画なんてものはたぶん無いはずです。
(オリジナル動画は国によって閲覧可能な物が異なる可能性はありますが、これはおまけみたいな物なので大した問題ではありません)

 

日本だと、YouTube Premiumは1,180円(iPhoneアプリから申し込むと1,550円)です。

YouTube Musicだけでも980円(iPhoneアプリから申し込むと1,280円)であることを考えると、フィリピンのYouTube Premiumは非常にお得です。

一生使い続けるとしたら、料金の差はとんでもない額になりそうです。

スマートTVやChromecastなどを使って大画面でYouTubeを楽しむ際も、新しく作ったフィリピンのGoogleアカウントからリンクすればいいだけです。

 

いずれ料金改定される可能性はありますが、既存ユーザーの月額料金はたぶん変わらないんじゃないかと思います。

Google Play Musicも月額780円だったときに会員になった人は、今でも月額780円しか払っていませんし。

 

尚、Googleアカウントとは関係ありませんが、Spotifyも、フィリピンのカードがあれば、ずっと安い料金になります。

一方、Netflixはさほど料金の差はありません。

まとめ

1台のスマホで2台分活躍するXiaomiのスマホは、海外によく行く人には非常に有用です。

SIMカードも2枚入りますし、スマホを2台持ち歩く必要性は完全になくなったと感じています。

 

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