海外移住後の最初の一時帰国は予め決めておいた方がいい理由
海外旅行と海外移住の違いを一つ挙げるとしたら、前者はいつ帰国するかが予め明確であり、後者は完全には決まっていない、というものです。
従って海外旅行では航空券を往復で購入しますが、海外移住の場合は、(別途特別な理由が無い限り)片道チケットを購入します。
しかし、移住後の、最初の一時帰国については予め大まかな時期について決めておいた方がいいでしょう。
理由と、考慮すべき点について解説します。
目次
海外移住後の最初の一時帰国は予め決めておいた方がいい理由
最初の一時帰国の時期を決めると言っても、具体的な日付までは決めなくてもいいと思います。
あるいは、決めたとしても、後で多少は前後するぐらいに気軽に考えておき、帰国の航空券を購入するのは後回しでいいでしょう。
日程が近づいてきて、予定がより明確になってから帰国の航空券を購入します。
通常は、日本から戻ってくる際の復路の航空券と合わせて、つまり往復で購入することになるはずです。
最初の一時帰国の時期を決めておくべき理由
何事も行き当たりばったりで、随時考えて行動するようにした方が気軽ではあります。
しかし、一時帰国に関しても、最初の一度目だけは、移住前、つまり日本に居る間に考えておくことを勧めます。
以下は理由です。
持参する消耗品の量を決められる
最近は世界中で物流などのインフラが整ってきたので、たいていの物は、どこにいても入手可能です。
ただし、中にはどうしても入手困難であったり、日本で買うよりもずっと高額になってしまう物もあります。
例えば以下のような消耗品を日本で購入して持って行く場合、使い終わったらなくなってしまうので、一時帰国するまでに必要な分を用意します。
- 定常的に使用している薬
- 高額な化粧品や毛生え薬など
- 和食の調味料で外国では手に入りにくい物
つまり、いつ帰国するかを考えておかないと、どれだけの量の消耗品を持って行けばいいのかが決まらないわけです。
旅行保険
海外旅行保険に加入するのか否かは、予め決めておく必要があります。
一般の旅行と比べ、滞在期間が長い場合はクレジットカード付帯の保険を利用するのが一般的ですが、それだけでは不安な場合もあります。
移住先の民間の保険に入るにしても、こちらは到着してからでないと詳細を把握するのは困難なので、最初の段階では海外旅行保険に頼るのが無難です。
こういった保険に関する計画を具体的に立てるためにも、次回いつ頃帰国するかは決めておいた方がいいでしょう。
一時帰国の計画において考慮すべき事項
一年のうち、いつ帰国すべきかを決めるに当たり、考慮しておかないといけない代表的な事項について紹介します。
帰国中のToDoリストをまとめれば、最低どのぐらいの期間、日本に居ないといけないのかも見えてきます。
日本での手続き
定期的に日本で行わないといけない手続きがある場合は、それに合わせて帰国します。
特に何もなければ気にしなくて大丈夫です。
例えば、日本において収入がある人の多くは、確定申告の時期に合わせて帰国しているようです。
もちろん、納税管理人を立てる場合は不要です。
配達中に紛失する可能性が極めて低いのであれば申告書を海外から郵送してもいいように思います(私自身は海外からの郵送は未体験)
他には、日本の運転免許の更新の手続き、などがあります。
日本での定期健診
健康診断は定期的に実施した方がいいでしょう。
移住先で健診を受けてもいいわけですが、言葉の問題などでどうしても日本で受けたいなら、一時帰国のタイミングで健診を受けるようにします。
年に一度以上帰国するなら、そのタイミングで日本の眼科で視野検査も受けてもいいでしょう。(緑内障の早期発見のため)
半年に一度以上帰国するなら、歯の定期健診も日本の歯医者で受けてもいいでしょう。
尚、半年に一度以上もの頻度で帰国してその度に病院に行くなら、国民健康保険を利用するために住民票を日本に残しておいた方がいいかもしれません。
季節
こちらは優先度としては下がりますが、一時帰国中の滞在をより快適にするかどうかという点では重要です。
単純に、以下のような物になります。
- 寒いのが苦手な人は冬は避ける
- 暑いのが苦手な人は夏は避ける
- 花粉症がある人はその花粉の飛散時期は避ける
まとめ
行き当たりばったりで海外に行ってしまうと、後になって慌てることになって、無駄にお金がかかることになってしまいがちです。
移住後の、最初の一時帰国に関しては、大まかな時期と、できれば日本での滞在期間についても、考えて決めておくことを勧めます。
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