【新型コロナ】今後も翻訳の需要がなくなりにくい分野
新型コロナウィルスの影響で世界的に不況になる中、翻訳業界にも影響が出始めています。
フリーランス在宅翻訳者の場合、勤務形態こそ、元々在宅勤務なので何一つ変わりませんが、エンドクライアントの業務が滞れば翻訳業務が縮小されて翻訳者の仕事も減るのは当然の話と言えます。
しかし、中には不況になっていない業界もあるため、その観点で今後翻訳者が目指すべき分野について解説します。
【新型コロナと共存】今後も翻訳の需要がなくなりにくい分野
まず、実のところ、私自身は翻訳の需要が減っているという実感は全くありませんでした。
4月は3月よりも仕事がたくさんありましたし、特に今はゴールデンウィークということもあってか、非常に多忙な状況です。
しかし、尊敬する翻訳者「武さん」の以下のブログ記事を読んで、翻訳業界に影響が出るのも当然であると気が付いた次第です。
閑古鳥が鳴いている @ 在宅 フリーランス 翻訳者 で 独立
今後も翻訳の需要がなくなりにくい分野
基本的には、新型コロナウィルスの影響で業績が下がっていない、あるいはむしろ逆に向上した業界をエンドクライアントとする翻訳であれば需要はなくなっていません。
3つほど例を挙げます。
IT翻訳
IT業界と一言で言っても中身は多岐に渡りますが、人と人とが触れ合わずにビジネスをするためにはITなどの技術が必要とされます。
特にイノベーションの観点では今こそがITの本領を発揮する時期だとも言えます。
従って、IT、特に開発の分野では今既に需要が増していて、そして今後も拡大していくことが予想できるため、IT翻訳に携わっていれば、暇な翻訳者になることはないでしょう。
ゲーム翻訳
ゲーム業界も今ものすごく盛り上がっています。
何しろ日本に限らず世界中でほとんどの人が一日中、家に閉じこもっていて、多くは失業者なので、自宅にて楽しく時間を費やすことができるゲームがこれまで以上に見直されてきています。
運動になるゲームソフトもあるNintendo Switchの価格が高騰していることからもゲーム業界の盛り上がりがよく分かります。
これまでテレビゲームをプレイしてこなかった大人がゲーム業界に流れ込んでて来ています。
ゲーム翻訳の仕事は増えてることはあっても減ることはないと言えそうです。
特許翻訳の医薬関連分野
特許翻訳業界は特殊な分野でもあるので、各業界が冷え込むと直ちに関連特許の翻訳需要が減る、というわけではないかもしれません。
しかし長い目で見れば、冷え込んだ業界の分野の翻訳需要は減っていくでしょう。
その意味で、特に仕事が減る見込みがなく、今後も翻訳需要が多い業界はやはり医薬関連でしょう。
単にウィルスに対するワクチンに関する特許だけではありません。
人々が家に閉じこもることによって運動不足になり、糖尿病などの成人病がより深刻になっていく中、医薬関連業界では需要が拡大していくことでしょう。
実際、私が手掛けている特許翻訳の校正の仕事でも、最近は医薬/医療関連の特許が比較的多くなってきていると感じています。
まとめ
以上、私自身の体験を元に、翻訳の仕事が減りにくい業界について例を挙げました。
以下がその3つの例になります。
- IT翻訳
- ゲーム翻訳
- 特許翻訳の医薬関連分野
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