【フィリピンのダメなところ】店員の態度が悪い
フィリピンに本格的に移住してから2か月が過ぎました。
累計での滞在は1年くらいにはなります。
いいことばかり紹介しても信憑性がないので、たまには悪い点も紹介します。
【フィリピンのダメなところ】店員の態度が悪い
日本は、店員(スタッフ)の態度が素晴らしく良いことで世界的に有名です。
日本とは、直接的には上司、間接的には社会そのものが従業員にプレッシャーを与え続けているストレス社会であり、客に礼儀正しく接するのが暗黙の了解となっています。
しかし、この考え方は日本だけであり、日本が特別で例外だと思った方がいいでしょう。
これに関しては先進国とか新興国はあまり関係がありません。
例えば、注文した品(マックのハンバーガーとか)を店員が客に向かって放り投げるのは中国だけではなく、米国で体験したこともあります。
つまり日本以外の国はどこも店員の態度が悪いと言っても過言ではないのですが、これまでの経験上、フィリピンは特に悪いと感じています。
特にフィリピンで店員の態度が悪い理由
最近体験した事例を一つ紹介すると、フィリピンのショッピングモール内の、QRコード決済(Paymaya及びGCash)ができる大型店舗にて、Paymayaで支払いたいと伝えたら、何とレジのスタッフが舌打ちしました。
QRコード決済に対応していない店ではありません。
カウンターにてGCashのQRコードもPaymayaのQRコードも目立つように全面的に押し出しているお店での話です。
QRコード決済は現金決済より手間が多いのでイラっとしたんでしょうね。
舌打ちしながらも対応はしてくれましたが、終始態度が悪く、日本では考えられない話だと思いました。
もちろん、全店舗の全スタッフの態度が悪いわけではありません。
ほとんどの場合、正社員は態度がよく、試用期間中のスタッフは態度が悪い傾向があります。
多くのスタッフは試用期間が終わると同時に解雇され、何度も何度もこれが繰り返されるので一生正社員になれません。
正社員になると企業側の負担が増えるため、経営者は正社員の数を増やさずに半年ごとにスタッフを入れ換えるということを繰り返すという、フィリピンの社会問題があります。
これこそが、フィリピンでスタッフが客を客とも思わないような態度を取る最大の原因です。
逆に言うと、働く側にしてみれば気を使わなくていいので非常に楽であり、ストレスにもなりにくいと言えます。
しかし、態度の悪い店員に怒鳴りつけるのはNG
しかしそうは言っても、客がスタッフに怒鳴りつけるようなことをするのは危険です。
日本だと店員を無理やり土下座させたり、相手が泣き出すまで怒鳴りつけたり、言って聞かない場合は胸倉をつかんで壁に押し付けたりする人も珍しくはありませんが、フィリピン人はそんなことはしません。
不満には思いつつも、お互い様だと思っているのか、対応が悪くてもみんな我慢しています。
それでもし、外国人である我々日本人がフィリピン人スタッフに怒鳴りつけたりしたら、よくてセキュリティを呼ばれて強制退場&写真を店内に貼られて出入り禁止、運が悪いと逮捕、下手すると恨みを買って撃ち殺されます。
その場で殺されることはまれですが、後で殺し屋を雇われるかもしれません。
クレームを入れる際、あるいは何かをお願いする際は、一番話が通じそうな人(例えば店長)を探して、笑顔を交えつつ、それでいてとても困っているということを丁寧に根気よく伝える必要があります。
これはフィリピンに限ったことではなく、日本以外はみな同じだと思った方が無難です。
態度が悪い店員を避ける有効な対策は、可能なら買い物はネット通販で済ませるか、メイドか誰かに代わりに買い物に行ってもらうことぐらいです。
あるいは、店員にはお世辞でも言って、おだてて対応を良くしてもらうことぐらいしかできません。
チップをはずんだり、食べ物か何か(チョコとか)をあげたりすれば喜ばれますが、せっかく仲良くなっても半年後にはいなくなっているという問題はあります。
現実的に一番よいのは、態度が悪いのが普通だと思い、その程度のことでイライラしないように忍耐力を身に付けることでしょう。
尚、店によっては全スタッフの態度が良いということも、たまにはあります。
高級店なら全員態度がよいというわけでは必ずしもないので、経営陣がいかに教育しているかにかかっているのではないかと思います。
まとめ
フィリピンのダメなところを挙げるとすれば、最初に来るのは「店員の態度が悪い」でしょう。
他の国と比べても、この点に関してフィリピンはまだまだ発展途上にあると言えます。
残念ながら、これがストレスになってしまって耐えられない人には海外移住は向いていないと言えます。(この問題はフィリピンだけではないので)
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