在宅勤務するならITエンジニアと翻訳者のどちらがいいか

独立してフリーのエンジニア、またはフリーの翻訳者として在宅勤務することを検討している方へ。

フリーのエンジニアと、フリーの翻訳者、どちらを目指すべきか、決めかねていたりしますか?

自分の年齢も考慮して決めた方がよい理由について解説します。

在宅勤務するならITエンジニアと翻訳者のどちらがいいか

独立してフリーになって在宅勤務すると、様々な利点があります。

在宅勤務できる仕事と言えば、代表的な物としては、ITエンジニア(プログラマー)、デザイナー、翻訳者、作家などがあります。

この中で、実はかなり似ている、ITエンジニア(以下エンジニア)と翻訳者について比較し、
この2つを検討しているのであれば、何を考慮して決めればいいか、書いてみます。

私はエンジニアとして副業でもかなり稼ぎましたし、翻訳は現在進行形で稼いでいるので、かなり的確な比較ができると考えています。

エンジニアと翻訳者の比較

まずは前提条件として、両者の代表的な分野を比較することにします。

エンジニアは、Webサイトやアプリの開発者。

翻訳者は、英語から日本語への、産業翻訳者や特許翻訳者、として話を進めます。

エンジニアと翻訳者の類似点

類似点はたくさんあります。

  • 主にパソコンを使用し、場所を問わず働ける
  • 営業と組まなくても、オンラインで仕事が見つかるので一人でも働ける
  • ブラインドタッチ必須
  • 英語は話せなくてもいいが読めないとつらい
  • 得意な仕事だけ選んでいれば勤務時間は短くできる
  • ただし自主的に知識やスキルを身につけていくことが常に求められる
  • 座ってやる仕事なので何か自主的に運動をした方がよい

他にもあると思いますが、全く異なるようでいて、実は非常によく似ていることがは分かります。

エンジニアと翻訳者の相違点

相違点も、当然たくさんありますが、ここでは老人になっても続けることができるかどうか、という点に着目します。

結論から言うと、翻訳は60代ぐらいまでは普通にできますが、エンジニアは若者じゃないと難しいでしょう。

40代になった私はそう思います。

老齢のエンジニアはあまり居ない一方で、老齢の翻訳者は普通に活躍しています。

例えば私が尊敬する、武さん(現在61歳)という翻訳者のブログを紹介します。

在宅 フリーランス 翻訳者 で 独立

 

翻訳の場合はスケジューリングさえ間違えなければ徹夜するような事態に陥ることはまずありません。
(何年かに一度ぐらいは緊急事態も発生するはずですが、エージェントとの信頼関係さえ出来上がっていれば、早めに相談すれば仕事を別の翻訳者に振り替えてもらえるはずです)

エンジニアの場合は、徹夜するリスクは結構あります。

昨日まできちんと動いていたプログラムが、ちょっと修正したら完全に動かなくなったりすることがあるからです。

ケアレスミスでコードにゴミが入ったのが原因で、徹夜して必死に調査して初めてそれに気が付くとか、普通にあり得ます。

そして、年配になれば目も悪くなるので、ケアレスミスが多くなります。

翻訳のミスは校正者が気づいて直してくれることは多々あります。

動かなくなったプログラムは、自分が直さないとどうしようもないので誰も助けてくれません。

老人になってから徹夜とか、つら過ぎです。

 

逆にエンジニアのいいところは、保守契約でも稼げるところです。

私もリーマンショック前は、副業で自分が作ったサイトの運用保守だけで、ほとんど何もしていないのに毎月10万円ぐらい入ってくる時期が何年も続きました。

サイトの修正依頼なんて滅多に来ないので、定額で毎月お金が入ってくる保守は楽に稼げます。

リーマンショックで顧客の多くの売り上げが減って、契約を切られて私の収入は激減しましたが、それまでは最高でした。

しかし、この歳になって再びプログラミングしても、若い人たちには敵わないであろうと考えています。

まとめ

どちらかを選ぶのであれば、40代以上の方には翻訳を勧めます。
以下の記事でオススメの書籍について紹介しています。

フリーランス翻訳者、必読の電子書籍

 

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