翻訳の質が悪くて話題になっているゲーム
『火吹山の魔法使い』(原題:THE WARLOCK OF FIRETOP MOUNTAIN)
というゲームの日本語版がNintendo Switchにて5/30に発売されました。
これはゲームブックの元祖とも呼ばれている、まさにレジェンドと言える名作が元になっています。
米国留学時代、週に一度10時間近くをテーブルトークRPG(主にDungeons & Dragons)に費やしていた自分としては、非常に気になっていました。
つい先日、それまでプレイしていたゲームをクリアしたので、いよいよこれを購入しようと思って軽くネット上で評判について検索してみたところ、衝撃な事実が明らかになりました。
ゲームは面白いけれども翻訳が糞過ぎる、とtwitterなどで話題になっていました。
機械翻訳にかけてそのまま直さずに出してきたのではないかという話です。
そこで、翻訳前の、つまり英語版オリジナルのゲームをプレイすることにしました。
尚、同ゲームには英語ならSteam版やスマホゲーム版も過去にリリースされているようですが、仕事で使っているPCにSteamは入れたくないし、どうせならできるだけ直近にリリースされたゲームをプレイしたいと思った次第です。
Switchで海外ゲームをプレイする手順
Nintendo SwitchはPS4同様リージョンフリーなので、日本で購入したゲーム本体で、海外で発売されたソフトをオンラインで購入してプレイすることができます。
日本でのダウンロード販売と同様、オンラインで購入したらダウンロード・インストールしてすぐにプレイできるようになります。
やり方を簡潔に箇条書きで書くと、以下の通りです。
- 米国ユーザーを新規に登録して追加する
- 米国AmazonでNintendo eShop Cardを購入する(日本で言うニンテンドープリペイドカードに相当)
- Switch本体にて上記1で作ったアカウントでニンテンドーeショップにログインし、2で入手したeShop Cardのコードを入力してゲームを購入
- ダウンロード・インストールが自動的に始まり、終わったらプレイ開始
できれば原文を読むのが理想
いわゆる芸術鑑賞においては、可能であるならば原文で楽しむのが理想的です。
ゲーム以外でも、例えば小説ならば原文を電子書籍で購入して読めばいいでしょう。
海外の映画やドラマであれば、音声も字幕も元の言語に設定するようにしています。
複雑な内容がテーマの作品の場合、分からない単語が多くて字幕を表示しないと内容を把握しにくいことがあるからです。
字幕があれば一時停止して単語を調べられます。
幸い、Netflix上の英語の作品は、音声はもちろん、字幕も英語にすることが可能です。
(ごくたまに、日本語字幕はあっても英語字幕は無いという作品もありますが)
尚、上記ゲームの日本語版の翻訳が糞過ぎるという話ですが、本当に機械翻訳の結果をそのまま出してきたわけではないだろうと考えています。
たぶん何らかの翻訳者が何らかの形で関わってはいたのではないかと思いますが、質の悪い物を出せばお金を出した人が多大な迷惑を被ります。
書籍やゲームに関わらず、どんな翻訳であっても品質管理に対する責任は重大であると考えて仕事に取り組もうと改めて思いました。
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