海外移住開始時期は30代がベスト【一つのモデルケース】
海外移住したいとずっと考えていて、いつまで経ってもできない人は多くいます。
私自身もそうでしたが、何かきっかけがないと行動に移すのは難しいものがあります。
移住したいと一生考え続けて、そのまま寿命が尽きて老衰でお亡くなりになる人も珍しくはありません。
人によって事情が様々なので、いつ行動に移すべきかという具体的な話はしにくいのですが、一つの理想的なモデルケースについて書いてみます。
目次
海外移住開始時期は30代がベスト
私が考える理想的なモデルケースは、35歳になったら日本を出て海外移住するというものです。
順に、なぜ35歳がいいのか、解説します。
尚、私自身は既に40代に突入してます。もしやり直すことができるなら、5年くらい早めに行動すれば良かったという気持ちです。
一番敷居が低い長期滞在ビザが35歳から
身近な国で最も敷居が低い永住(またはそれに準ずる)ビザといえば、フィリピンのリタイアメントビザでしょう。
フィリピンは、日本の都会みたいなギスギスした雰囲気がなく、のんびり過ごすことができ、一年中温暖で過ごしやすいので、引退後にフィリピンに住む日本人はたくさんいます。
もちろん、リタイアメントビザを取得したからといって、そこに永住しなくてはいけないわけではありません。
まずはフィリピンに住んでみて、以後、フィリピンに滞在し続けるか、タイミングを見計らってまた別の国に行くか決めるようにします。
詳細は省きますが、フィリピンのリタイアメントビザで一番手軽な『SRRVスマイル』には概ね以下の特徴があります。
- 年齢条件は35歳以上
- 預託金は2万USD(預託金は解約すれば戻ってきます)
- 年間手数料は360USD(年間4万円弱なので住民税に代わるものと考えれば妥当)
- 別途就労許可を得れば就労も可能
- 配偶者や子供が同伴可能(扶養家族が3人以上いるなら追加の預託金が必要)
まだ35歳になっていない場合
35歳になっていなくてもフィリピンに移住することは可能です。
観光ビザの延長で最大3年間滞在でき、一度国外に出て戻ってくればまた更に3年間滞在ということが繰り返し可能であるためです。
ただし、観光ビザだと銀行口座が開設できなかったりするので、不便ではあります。
35歳という年齢はちょうど良い
35~40歳当たりが、第二の人生を始めるのにちょうど良い時期です。
40代後半になると急速に体の衰えを感じるようになってくるそうなので、そうなってから新しいことにチャレンジするのは多大な困難が付いて回るでしょうし、何よりしんどいはずです。
普通は22歳から社会人として働き続けるので、35歳になる頃には10年以上の勤務経験があります。
それだけの経験と、その間に貯めた貯金があれば、以後、独立あるいは転職することは難しくありません。
もちろん、日本での給与が低すぎて貯金ができないのであれば社会人一年目から(つまり22歳から)副業を始める必要があります。
尚、国民年金の最低支給条件として掛金を最低10年納めるというものがあるので、その点でもちょうど良いと言えます。
(いずれにせよ年金はあてにしない方がいいかもしれませんが)
結婚願望がある場合でも遅すぎない
35歳の時点で、独身であることが理想的です。
特に子供がいる場合は教育について考える必要があり、また、移住におけるコストも増えるからです。
パートナーも一緒に海外移住したいと考えていれば話は別ですが、そうでないなら、別れるにしても既婚だと面倒が増えます。
今独身で結婚願望がある場合でも、特に男は35歳なら移住した後でもまだ何とかなります。
それに子供の将来を考えるならば、お先真っ暗の日本で生まれた子供が将来苦労することだけは確かです。
将来、子供が欲しい場合にこそ、子供のためにも、30代のうちに移住しておいた方がいいでしょう。
まとめ
まとめると、モデルケースとなる一例はこんな感じです。
・日本に生まれて日本に35歳まで滞在
・35歳
・独身
体力も気力も充実していて、自由な身分である時が海外移住の理想的なタイミングと言えます。
もちろん、他にも様々な要因があるので、本当にその人にとってベストなタイミングというのは数年、あるいは十年以上前後することもあります。
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