在宅フリーランサーであっても顧客との時差は重要

日本国内に住んでいて、欧米の顧客から翻訳の依頼を受けている方は決して少なくないように思います。

ただ、皆さん、時差の問題はどのように克服しているのか、非常に気になるところです。

 

ヨーロッパで活躍する日本人翻訳者

ドイツ、特にベルリンは外国人の若者が多く住んでいます。

その多くはフリーランスビザみたいな名前のビザで長期滞在しているそうです。

就労ビザならどこの国でもありますが、フリーランサーにビザを発行して長期滞在できる国はあまり無いように思います。

しかも意外にもベルリンの物価は安く、月の出費が10万円程度の人もいるようです。

私も行きたいくらいです(寒いのが苦手なのでたぶん行きませんが・・・)

それで、ドイツに渡った翻訳者で、このように話していた人がいました。

「ヨーロッパ時間で働ける日本人翻訳者は少ないので、仕事は見つかりやすい」

これを最初聞いた時、「在宅フリーランスなのだから時差とか関係ないんじゃないの?」と思いました。

日本とニューヨークの時差は深刻

しかし、今にしてようやく、彼が言っていた意味が少し分かってきました。

日中に働いているという前提での話ですが、時差が大きいと、メールを送っても返事がなかなか返ってきません。

私も、ニューヨークの翻訳会社とやり取りしていて、これを実感しています。

ちょうど、こちらが寝ている時間帯が向こうの勤務している時間帯であるようで、朝起きるとメールが届いています。

いつ送ったのか、日時をチェックすると早朝の2時とかだったりします。

それに対してすぐ返事を書いて送っても、実は既に向こうは退社した後だったりするわけです。

それで、いつ返信があるかというと、またしても早朝です。

それをこちらが確認できるのは起きた後。これが繰り返されます。

 

つまり、ヨーロッパ/アフリカとかアメリカ大陸だと、結構な時差があるので、緊急対処が必要な時には厄介なことになります。

エンドクライアントへの締め切りが迫っていたりいる状況で、翻訳会社から「すぐに修正して欲しい」と言うメールを受信したとしても、これが就寝直後だったりしたら、すぐには対応できません。

なぜなら、翌朝になって起きてメールを見るまでは、緊急対応の依頼の存在にまだ気がついていないわけなので・・・

対策

解決策は、クライアントの時差にこちらを合わせることでしょうか。

例えば夜中に仕事をして昼間に寝るとか。

しかし本業がある場合はまず無理でしょうし、翻訳専業であっても夜型生活は健康に悪影響を及ぼします。

 

結論としては、時差が小さい場所にある会社からの依頼を受けるようにした方が無難です。

つまり、アジアに居るのであれば、可能な限り日本を含めアジア各国の翻訳会社の仕事を受けるようにすべきでしょう。

ただし「アジア」と書いてしまうのは乱暴かもしれません。

例えばロシアのとあるエリアは、日本と全く同じ時間帯(UTC + 9)だったりします。

 

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