memoQの金額、為替手数料と割引で変動
翻訳支援ソフトのmemoQは、Tradosに比べてだいぶ安いという話を以前しました。
実際にいくら支払ったかについて、なるべく安く買う方法も含めて書きます。
翻訳者が買うエディションは、『memoQ translator pro』です。
ライセンスは2つ付いてくるので、メインPCと予備PC両方で使用可能です。
割引前の値段で、620EUR(ユーロ) または 770USD(米ドル) または 148,000HUF(フォリント)となっています。
フォリントというのはハンガリーの通貨です(memoQはハンガリーの会社が製作・販売しています)
今チェックしたら1HUF = 0.3935 円でした。
同様に、本日(2018/12/27)の為替レートで、1 USDは111.032円、1 EURは126.432円でした。
以上を元に、為替手数料を考慮しないで計算すると、『memoQ translator pro』は以下のようになります(割引無しで)
米ドルの場合、770 * 111.032 = 約85,495円
ユーロの場合、620 * 126.432 = 約78,387円
HUFの場合、148,000 * 0.3935 = 約58,238円
これを見ると、HUF(ハンガリーフォリント)で購入すれば一番安く買えることが分かります。
ただですね、HUFなんていうマイナーな通貨は為替手数料が高くなります。
高くなる理由は複雑なので省略しますが、簡単に書くなら、マイナー通貨は取引される量が少ないから必然的に手数料が多くかかる、といったところです。
そして、私が購入した時の条件はこちらでした。
- 割引30%
- 割引適用後に表示された金額:103,600 HUF
- クレジットカード(Mastercard)で支払い
- 後で明細書を見て発覚した、日本円での額:42,331円
- 購入日における為替レート(Mid):1HUF = 0.4000 円
- 支払いで使用された為替レート(手数料込み):42,331 / 103,600 = 0.4086 JPY/HUF
ここで強調したいのは割引のことではなくて、為替レートの方です。
手数料が仮にかからなかったとすれば103,600 * 0.4 = 41,440円で買えたはずです。
それが42,331円であったということは、為替手数料が(42,331 – 41,440) / 41,440 = 約2.15%かかっているというわけです。
落ち着いて考えるとマイナー通貨の割りには、そこまでひどい手数料ではないので、Mastercardは良心的と言えるかもしれません。
たぶんAmexは使えない気がしますし、Amexの場合はもっと手数料が高くなるので使えても使わない方がいいように思います。
Paypalは更に手数料が高くなる気がします。
Visaのクレジットカードで払えば、Mastercardよりも手数料が安くなる可能性はありますが、一般的にはMastercardの方が為替レートが良いことが多いようなので、Mastercardを使うのが一番いいかもしれません。
ちなみに割引は、公式セミナーに参加してもらう方法もあるようですが、Ameliaでは常時割引を提供しているようですし、ProZでも割引料金で買える時があるようなので、最初の一年だけでもこういったサイトに入会しておくのもいいと思います。
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