優秀な翻訳者になるための素質

翻訳とは

翻訳と言ったら、ある言語で書かれた文章を、別の言語で書き換えることを普通は指します。

人間がプログラミング言語で書いたコードを、機械が分かるようなマシン語に変換するのも、一種の翻訳と言えます。

Translationの本来の意味

翻訳に当たる英単語はTranslationですが、本来の意味としては、「変換する」が近いようです。

広義では「読み手が分かるように文章を書き換えること」であると言えます。

例えば商品説明を読んで、見込み客が買いたくなるようなセールスレターを書くのも翻訳と言っていいでしょう。

システム開発において、顧客の要望を聞いて理解して、要件定義書として文書にまとめるのも翻訳です。

トラブル発生時に、技術者からの説明を受けて、専門知識が無い顧客でも分かるように障害報告書を書き上げるのも翻訳です。

元の文章と、書き換え後の文章が同じ言語であっても、翻訳と言っていいわけです。

 

いずれの場合でも、読み手のことを意識しなかったり、元の文章を正しく理解しなかったら、まともな翻訳にはなりません。

辞書を使って単語を置き換えているだけなら、Google翻訳などの機械翻訳にまかせれば済む話なので、置換しかできない翻訳者は職を失います。

 

価値を再解釈して、読み手に分かるように書き換えるために最低限必要なことは、以下の二点です。

  • 読み手の背景を理解すること
  • 元の文章を正しく理解すること

 

読み手に分かる文章に書き換えるためには、読み手の文化、価値観、歴史などの背景を理解しておく必要があります。

単純な例を挙げると、「お疲れ様です」を英語に直訳しても、英語圏で生まれ育った人には何が言いたいのかよく分かりません。

 

特許翻訳者に理系知識が必要な理由

一つの例になりますが、特許を翻訳することを特許翻訳と言います。

特許は専門的な内容なので、元の文章を読んで理解するには基本的な背景知識は必須です。

その背景知識のベースとなるのが、化学であったり物理であったりします。

翻訳は一般には文系の仕事であると考えられますが、翻訳する対象次第で、知っておかないといけないことが出てくるので、勉強が好きでないと翻訳は難しいと言えるかもしれません。

まとめ

翻訳者は語学も勉強する必要がありますが、もっと大事なことは、何らかの専門的な知識と、読み手を意識することです。

逆に言えば、何か得意な分野があり、文章を書き換えたり、資料を作成したりした経験があるならば、優秀な翻訳者になる素質があると言えます。

 

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